転生したらスライムだった件(転スラ)10話の考察!名前ショックの格差

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©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
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こんにちは、さぷらです。

先週の転スラ9話で突然やってきた、大鬼族オーガ6人衆

その強さは見た目だけでなく、ゴブリン達やランガすら苦戦するものでした。

そこに颯爽と現れる我らがリムル様…って黒炎と黒稲妻のWコンボはやりすぎィ!

それでも引かぬ姿勢を貫く大鬼族オーガは本当にカッコよかった! まさに天晴あっぱれ!

どうも彼らは訳あってリムル達を襲ったようですが…その原因はやっぱりアレとアレの仕業でしょうか?

それでは、「転生したらスライムだった件」第10話に参ります!

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豚頭族VS大鬼族

まずは冒頭、大鬼族オーガの里が豚頭族オークにどのように襲撃されたのかが語られました。

「いきなり俺達の里を襲撃してきた。武装し、鎧を身に着け、森を埋め尽くす程の圧倒的な戦力。あの忌まわしい豚共に、里は蹂躙しつくされたのだ!」

そして後半、豚頭族オークの軍勢は蜥蜴人族リザードマンの集落に向かって進軍しています。

各種族の戦力数

まずは比較として、各種族の戦力は以下のようになります。

大鬼族オーガ300(※)豚頭族オーク200000蜥蜴人族リザードマン10000

大鬼族オーガのみ種族の全体数です。
ただしもともと戦闘種族であるため、老若男女問わず戦闘可能であると見ています。

豚頭族オーク大鬼族オーガを襲った際の数は不明です。

しかし「森を埋め尽くす程」という言葉から、おそらくは数千~数万単位の兵力で里を襲ったと思われます。

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©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/12月4日放送/TOKYO MX

攻撃三倍の法則」といった考えがあるように、格下の豚頭族オークが格上の大鬼族オーガに確実に勝利する方法としては理に適っています。

もっとも今まではこれだけの数の差がありながらパワーバランスが保たれていたわけですから、大鬼族オーガの飛びぬけた戦闘力の高さを端的に表していますね。

異例な戦法

豚頭族オークこれまでとは全く異なった戦い方大鬼族オーガを攻め落としたようです。

圧倒的な数徹底した武装はもちろんですが、それとは別に奇襲という戦法を取ったことも大きく影響しているでしょう。

彼らは前触れもなく、突然里に火の矢を放ってから襲撃しています。

つまり大鬼族オーガ達に戦闘をする隙を極力与えず、また彼らの住処を燃やすことで混乱を助長するように仕向けています。

木造家屋を主としていた、大鬼族オーガの気質を把握していたからこその戦法です。

豚頭族VS蜥蜴人族

では前述を踏まえて、今度は蜥蜴人族リザードマンとの今後の戦いに焦点を当てていきます。

蜥蜴人族リザードマンとの戦闘でも、彼らの意表、もしくは弱点を突く戦い方で攻めると見ています。

彼らはジュラの大森林中央のシス湖の湿地帯に居を構えています。

転生したらスライムだった件 転スラ 地図 封印の洞窟 ジュラの大森林 ブルムンド王国 東の帝国

©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/10月9日放送/TOKYO MX

湿地帯ということは地盤は緩いため、たとえ圧倒的な数の豚頭族オークといえども、そのまま攻めれば大半が足を取られて自由に動けなくなる事態に陥るでしょう。

乗り物を駆使する

となればそれを補う戦法として、「乗り物を駆使する」というのはどうでしょう。

個々であれば馬やそれに準じた魔物、複数ならば戦車チャリオットや船等が考えられます。

これは資源技術統率力の全てが揃っているのが条件ですが、豚頭族オーク全員が鎧装備フルプレートであることや、統率の取れた戦い方をしていることから見てさほど難しくはないと思われます。

ただし仮に用意できたとしても、湿地帯は川や湖よりも水かさが低くかったり、土と水が混ざって泥状になっていたりで、それを上手く使いこなせるのかどうかはいささか疑問が残ります。

…いっそまさかのまさかで豚頭族オーク豚頭族オークを下敷きにして、はさすがにアレでしょうか。

相手の力を削ぐ

では逆に、「相手の力を削ぐ」というのはどうでしょう。

有名なものとしては、「兵糧攻め」と呼ばれる方法があります。

200000という数であれば、蜥蜴人族リザードマンの領域四方を取り囲むことは可能でしょう。

そして湿地帯にいるであろう彼らの食料をこちらの食料として確保、あるいは思い切って毒等を湿地帯に流し込んでしまえば完全に断つことができます。

ただし地図を見るに、シス湖はジュラの大森林全体の水源地

変に生態系を壊すようなやり方を行えば、それは森全体に及んでしまい豚頭族オーク達にまで跳ね返ってきてしまいます。

頭を狙う

その他に考えられるとすれば、「頭を狙う」方法です。

蜥蜴人族リザードマンでいうなら首領、つまりガビルの父ですね。

豚頭族オーク200000という軍勢で攻めると見せかけて、実際は首領だけを倒す

そうすれば蜥蜴人族リザードマンの士気は一気に下がり、やがて散り散りになってしまうでしょう。

ガビルのこれから

ところでですがガビルはリグルの兄同様、ゲルミュッドによって名持ちの魔物になっていますよね。

転生したらスライムだった件 転スラ ガビル 蜥蜴人族 リザードマン

©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/12月4日放送/BS11

そしてゲルミュッドは、転スラ8話で一人の豚頭族オークにゲルドと名付けています。

今回の豚頭族オークの軍勢にゲルミュッドが暗躍しているのであれば、ガビルもまたその駒の一つということでしょうか。

豚頭族オークの軍勢の撃退を持って、蜥蜴人族リザードマンの首領の座を、受け継ぐことにしよう!」

…皆さまおそらく察しているとは思いますが、豚頭族オークの撃退よりも首領を倒す方が確実に首領の座に就くことができます。

今後ガビルがその考えに行き着くのか、はたまたゲルミュッドの指図でそうするのか。

ただしそう事が上手くいくのかというと、後述の人ぶ…いえ魔物がいなければあるいはの話であるとは思いますが。

リムル、参上!

まあここまで長々となりましたが、結局は豚頭族オークVS蜥蜴人族リザードマンとなる前に、リムルがなんらかの方を付けてしゅーりょー! なんじゃないかと…

今回は二つの種族に精通しているベニマル達がいるので、戦闘するにしろ話し合うにしろ、上手く立ち回るのではないでしょうか。

魔物への名付け

では最後に、あっちらこっちらの至る所で恒例行事となりつつある名付けについて。

まずは改めて、魔物に名前を与えるとは。

・本来魔物とは名前を持たない

・名前を与えられた魔物は「名持ちの魔物」となって進化する

・名前を与える魔物は体内の魔素を使用する

そして転スラ10話までの時点で「魔物に名前を与える」行為を行っているのは、ヴェルドラ、リムル、シズ、ゲルミュッドのみです。

リムルの名付け方

ここで気になったのが、リムルの名付け方です。

彼は一度ならず二度三度と、魔素を大量に消費して撃沈しています。

名付けた状況としては、ヴェルドラゴブリン数十人ランガゴブリン約500人、そして今回のベニマル達6人になります。

先の各種族の戦力数でも触れたことなのですが、大鬼族オーガへの名付けは相当の魔素を消費するようですね…

実は多く消費しているのかも?

ただリムルの場合は、ヴェルドラやゲルミュッドとはまた違った名付け方をしているのもあって、魔素の消費が激しいというのはどうでしょうか。

その大きな違いとしては、漢字を使用していること。

嵐牙ランガ紅丸ベニマル朱菜シュナ紫苑シオン白老ハクロウ蒼影ソウエイ黒兵衛クロベエがそれに当てはまります。

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©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/12月4日放送/TOKYO MX

これは漢字かな読みの響きを重視した、リムル、というよりも日本人ならではの名付け方です。

そしてそのどちらでも名前を読むことができるため、実は通常の2倍の魔素を消費しているのかもしれません。

極端に言えばローマ字読みでも可能なため、下手すると3倍消費

いえさらには音読み・訓読み・英語表記なんてのもあると考えると…なんだかリムルじゃなくても眩暈がしそうです…

転スラアラーム ~シュナ編~

思い入れも関係している?

そしてもう一つは、与える側の思い入れも強く影響しているのではというものです。

ランガやベニマル達の名前からは、リムルが彼らに最も相応しいものをと考えに考え抜いた様子が、それぞれ窺えます。

それとは対照的なのが、ゴブタ達。

転スラ3話でのゴブタ命名を皮切りに、以降はゴブチ、ゴブツ、ゴブテ、ゴブゾウとなっていっています。

これを踏まえて、転スラ6話での命名された彼らを思い出してください。

転生したらスライムだった件 転スラ ゴブリン ゴブチ ゴブツ ゴブテ ゴブゾウ

©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/11月6日放送/BS11

これはゴブタから嵐牙狼族テンペストウルフを召喚する方法を教わっているシーンです。

急激に進化したリグルドリグルハルナに比べるとさほど大きく変わってはいないように見えます。

リムル本人も適当と認めざるをえない名付け方の影響なのでしょうか…それでも彼らは飛び上がる程喜んではいましたが。

転生したらスライムだった件(転スラ)10話の感想

まずはよかったねリムル! ご飯が美味しく感じられて!

豚頭族オークに一矢報いるために、リムルの部下となった大鬼族オーガ達。

ベニマルは内心忸怩じくじたる思いを抱えながらも、それを脇に置いてでも失った同胞のため、残された5人のためになんですよね…

一人になった時の彼からは、それが垣間見えて切なかったです。

それにしても大鬼族オーガ達は気位の高い印象があったのですが、当初からゴブリン達ととても友好的なのが意外でした。

思えば最初にリグル達を襲った時も、被害を最小限にして戦っていた節があるので、もともと温厚な種族なのかもです。

そしてそして蜥蜴人族リザードマンのガビル。

彼、のっけからあほのこ臭がしてとっても気になってます!

それでは、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

コメント

  1. 匿名 より:

    >各種族の戦力数
     オーガとオークは非戦闘員を含んだ全体の数ですが、リザードマンは戦闘員の数で総数は2万だったと思います。
     オーガの里を襲ったオークは数千の別動隊です。

    小説版だけで漫画やアニメにはありませんが、リムルがオーガ達に「おまえ達の武器、変わってるよな」と尋ねるシーンがありました。
    400年前にボロボロの鎧武者の集団がオーガの里を訪れ、オーガ達に介抱されたそうです。(日本から迷い込んだのではとリムルは推測します)
    その鎧武者の一人がハクロウの父親であり、彼に剣術を教えたようです。
    また鎧武者達はオーガに刀の製法を伝えており、クロベエは刀鍛冶です。

    ゴブタ達がハクロウと修行してるシーンは漫画などではリムルも修行してます。
    この世界の魔物の強さは魔素(エネルギー)と技量(レベル)で決まります(あと装備)
    魔素は(リムルみたいに隠さなければ)妖気(オーラ)でわかりますが、レベルは見ただけではわかりません。
    基本的には知恵のない魔物は魔素だけでレベルは低い傾向があります。
    リムルは今までの魔素量とスキルでのゴリ押しから修行でレベルも磨いていきます。

    • さぷら より:

      コメントありがとうございます!

      では全体数だとオーガ300、オーク20万、リザードマン2万と。
      やはり数千は確実にいたということで、さすがのオーガでも太刀打ちできない数だったと…

      では9話で触れた話の可能性が高いんですね!
      リムルが実はオーガとも繋がりがあるとはなんだか不思議な縁です。

      なるほど、魔素と技量+装備。
      洞窟内での黒蛇等との戦闘も、リムルのレベルアップに役立っていたことになりますね。

  2. ネタバレ多いです より:

    オークの20万と言う数字、実は近隣のオーク全部来てます つまり老若男女ごちゃ混ぜの数字です 本来ならば非戦闘員になってるはずのオークも混じってますと言うか大半が本来非戦闘員のオークです
    それを無理矢理戦闘員にするスキルを豚頭帝オークロードが持っているだけです

    ネタバレですが

    スキルの名前は【飢餓者:ウエルモノ】中身はクラウモノの劣化品(自身及び配下が食べた相手の能力を確立で奪う)+眷族強化スキルです
    スキル下に居る全ての配下が強化される変わりにけっして満たされない飢餓感を感じるようになります
    でとんでもない事実ですがオーク勢の兵糧は敵兵と味方兵の亡骸です
    そして最大級のネタバレですリムルの【捕食者】今回のボスの【飢餓者】を組み合わせたスキルにさらに 魂喰らいができるスキル【心無者】の3つを統合すると最強クラスのスキルの一角である大罪系スキルのひとつになります
    • さぷら より:

      初めまして、この度はコメントをありがとうございます!

      アニメが初見という方等への配慮のため、ネタバレを見るor見ないを選択できる仕様になっておりますのでご了承ください。
      スキルのせいで悪さをしているとなると、オークがただただ非道というわけでもないと感じてしまいます。
      人権ならぬ豚権無視とは、恐るべし豚頭帝オークロード
      そんな20万相手にリムル達はどう対処するのかが必見ですね!

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