こんにちは。キャロチュー担当のさぷらです。
これまで異なった人生を歩んでいたキャロルとチューズデイが、音楽によって出会い、共鳴をしていく物語です。
どちらも「足りないもの」を感じていて、それを互いに見出していく。
その様を的確に描いていたのが彼女達の初セッションでしょう。
最初たどたどしかった2人の演奏が、回を重ねるごとに息がピッタリ合っていくのがとても印象的です。
その後、「一緒に音楽をやっていくんだ~!」と決意表明する姿は本当に可愛らしいです。
正に青春って感じですよね!
果たしてその想いは花開くのか…ってまだ芽吹いた段階でしょうか。
それでは「キャロル&チューズデイ」第2話に参りましょう!
キャロチューのタイトル
まずはキャロチュー1話でも取り上げていた「タイトル」について。
出典:キャロル&チューズデイ/4月18日放送/フジテレビ
前回の「True Colors」がシンディ・ローパーの曲名からであるため、今回も例に漏れず実在の歌手からのものです。
タイトルは「Born to Run」、1975年に発売された、ブルース・スプリングスティーンの「Born to Run」から来ています。
軽快で疾走感のある曲と、若者ならではの裏表のない歌詞が特徴です。
暴走を始める少女達
ちなみにですが「Born to Run」は、訳すと「走るために生まれてきた」となります。
しかしブルース・スプリングスティーンの曲名は、「明日なき暴走」と訳されています。
ホールで衆目を気にせず、思いのままに演奏して歌う彼女達は一見激しさはないものの、内に秘めていた想いを存分に発散させていると言えないでしょうか。
…まあその後警備員に見つかった途端にすたこら逃亡しているのは、悪さをしでかす若者達、なんて解釈もできるかも。
わずか1%
さて今回のアンジェラとタオの会話では、音楽業界の現状について詳しく述べられていました。
火星ではAI歌手が音楽業界の常識であるとのことですが、そのヒット曲の統計数値はなんと99%。
つまり人間のヒット曲はわずか1%という、正に天と地ほどの差があります。
ハートウォーミングパラメータ
そんな現状を可能にしている要素の一つが、「ハートウォーミングパラメータ」。
「ハートウォーミング」は「心が温まる」、「パラメータ」は「影響を与える外部からの変数値」を指します。
これにタオの言葉を含めると、「AIによって心を込めた温かみを感じる数値」ということになります。
人間ならでは要素をAIが容易く
キーチェック
アンジェラは歌手となるため、タオによるレッスンを受けます。
まずは「キーチェック」、彼女が現在どこまでの音程を出せるのかを測るものなのですが…
出典:キャロル&チューズデイ/4月18日放送/フジテレビ
どうにも病院の診察台で歯の治療を受けている状態に見えてしまいますね。
音上げて、喉下げろ
この時アンジェラの喉元を押さえているのですが、これはおそらく喉仏を固定させるためと思われます。
というのもボイストレーニングの通説として、「高音の発声では喉仏を上げてはいけない」とされているからです。
もっとも人間の構造上、どうしても上がってしまうようなのですが、タオ自身そんなことはお構いなしなのでしょう。
何故ならキャロチュー1話で言及していたように、彼がアンジェラに求めているのは「最高のマリオネット」です。
わずか1%の歌手へのためならば、どんな手段も辞さないのでしょう。
1%の勝者
廃れてつつある人間歌手という存在、しかしまだ1%が生き残っています。
実はその1%の歌手であると思われる名前を、キャロルとチューズデイが口にしていました。
キャロル「あたしは、クリスタルさんかな?」
チューズデイ「ああ私も! クリスタルさん好き!」
そのクリスタルは、公式サイトで紹介されています。
クリスタル/人気、実力ともに現在、火星を代表するミュージシャンとして君臨している。
火星での楽曲ストリーミング回数の最高記録を持つ。
引用:アニメ公式サイト「キャロル&チューズデイ」より
プロフィールには年齢や好きな食べ物も記されているため、高性能なガイノイドでもない限りまず人間であると考えます。
そして経歴からみて、文句なしの「1%の勝者」にあたる人物でしょう。
それはすなわちキャロルやチューズデイはもちろん、アンジェラが挑む「大きな目標」であることを示しています。
火星移民メモリアルホール
キャロルは2人で作った曲である「The Loneliest Girl」を、グランドピアノで演奏してみたいと提案します。
そのグランドピアノが置いてある場所が、「火星移民メモリアルホール」。
出典:キャロル&チューズデイ/4月18日放送/フジテレビ
まるでオペラ座のように周囲をぐるっと囲んだ会場、いくつもあるひし形の照明に、一番上の観客席中央にはホールのシンボルなのか紋章のようなものがあります。
奇跡の場所?
その特徴から、ピンと来られた方もいらっしゃるかと思います。
そう冒頭のガスの語りによって始まる「奇跡の7分間」のシーンです。
つまり彼女達はいずれ、この場所でその奇跡を行うということなのでしょうか。
となると「火星移民メモリアルホール」は2人の始まりの場所であり、また最終目的地でもあるということなのかもしれません。
キャロルの持ち物
それでは今回は、キャロルの持ち物の補足で締めようと思います。
キーボード
キャロルが愛用するキーボードも、チューズデイのアコースティックギターのように実在するメーカーのものです。
それはスウェーデンの「
特徴としては初代から最新のものまで、ボディを赤で統一しているところでしょうか。
どうやって手に入れた?
このキーボードも、ギブソンギターに負けず劣らずのお値段です。
施設育ちであるキャロルは、お嬢様であるチューズデイのようにそうすんなりと手に入れられる環境下ではなかったはずです。
そのため考えられる仮説としては、「お金を貯めて購入」、もしくは「誰かから譲り受けた」の2つです。
ただバイトは何度もクビになっているようですし、譲り受けた線が濃厚でしょうか。
キャロルのモデルって…
ちなみにですが「
そうパカっと開いてガシャンという心擽られるような変形折り畳み式はありません。
…でもメーカーさん、キャロルモデルを作るなんてことないかな~とは思います。
性能はイマイチ?
あと持ち運びながら軽々とボードに乗っている様子から、割と軽めのキーボードなのかもしれません。
出典:キャロル&チューズデイ/4月11日放送/フジテレビ
そうなるとおそらく機能も最低限で、本格的な音となるとどうしても見劣りすると思われます。
だからこそ危険を冒してでも、グランドピアノで演奏を試みたのだとすれば納得がいきます。
イエローブーツ
キャロルのブーツもまた、実在するメーカーがあります。
丈夫で長持ちであるため、キャロルとしてはキーボードと同様欠かせないものなのでしょう。
キャロル&チューズデイ2話の感想
いやはや、次は動画サイトに上げるのではなんて半ば冗談のつもりだったのですが、ロディGJ!
ボタン一つで爆発的に広がり続けるのがSNSの利点です。
おかげで元ですが、音楽関係者のガスとの縁が生まれました!
…本人達は突然見ず知らずのミドル訪問に相当ビビっていましたが。あれは誰でもコワイよね。
それとアンジェラの方でも、「AIのマネージャーは嫌だ」と言っていましたがタオが正にそんな感じで辟易しています。
一向に噛み合っていませんが今後どうなるのでしょうか?
あと個人的にアーティガン、突飛すぎてどう動くのかが読めなくて気になります。
それでは、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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