みなさまこんにちは、さぷらです。
ラスピリ11話では今までにない高額な依頼からとんでもない事態に巻き込まれたハル達。
ルルナを助けるためにワイズマンが頑張る姿はカッコイイ!の一言に尽きます。
イオナがルルナと姉妹だったのは驚きでしたが、妹を気遣う様子はまさにお姉ちゃんでしたね。
そしてこの度「ラストピリオド」は最終回! 前回の続き物です。
巨大スパイラル×2を前に、ハル達はどう立ち向かうのか、必見です!
それではラストピリオド第12話最終回! 参りましょう!
今回はやっぱり、最後(ピリオド)を飾るにふさわしい主人公・ハルと、ヒロイン(?)・ちょこに焦点を当てていきます!
ハルの本質
「ラストピリオド」の主人公・ハルは、一貫して正義感が強く、誰にでも心優しい少年という印象のキャラクターでした。
いい意味でも悪い意味でも頑固
そしてそれらを突き詰めていくと、「いい意味でも悪い意味でも頑固」という本質に辿り着きます。
これはハルにとってなによりの強みです。
思えばハルは、ライバルであるワイズマンにも、意地悪な村長達にも分け隔てなく優しく接していました。
これはハル自身の中で、「一度こうだと信念を決めたら決してそれを曲げない」という頑固な性格からなのでしょう。
しかしそれはまた、大きな弱点でもあります。
その結果5話では、まんまと「沼」に陥ってしまいました。
出典:ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-/06月28日放送/TOKYO MX
この時のハルは、彼の本質である「頑固さ」が悪い形になって発揮された最たる例です。
ただしこれも、もともとは行き倒れていたイオナの手助けになればという、ハルのお人好しな性格から招いたことなのですよね…
何処までも心優しい少年です。
どんなこともドンマイで飛び越える!
しかしそんな極端な「頑固さ」を緩和させているのが、ハルのもう一つの本質である「精神の強さ」です。
どんなに面倒な事であっても、どんなに強いスパイラルや相手であっても、めげずに諦めずに立ち向かっていく姿はこれまで何度も描写されています。
また一度は「沼」にハマって急性コール依存症で倒れたものの、数日のリハビリで復帰していることからもその片鱗が窺えます。
もっともこれはハルにとって「お金」がさほど重要ではない、ということにも起因していますが、それについては後述で説明します。
余談ですが、ハルの本質はOPの歌にもそれがしっかりと表れています。
思いっきり転んで何回でも立ち上がれ (落ち込んでいるヒマはないyeah)
人生は短い少年よ大志を抱け (たとえくじけそうになっても)
引用:『欲張りDreamer』ハル (CV:花江夏樹) × ちょこ (CV:田村ゆかり) より
まずちょこが歌い始めて、それをハルが追いかけるように括弧()で括られている歌詞を歌っています。
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ハルはいつも、「なにがあっても諦めない」という強い意志を持って行動しています。
聴いていると元気になれる、本当に素敵な曲ですよね。
ちょこの謎
続きまして、今度はハルの幼馴染み・ちょこです。
裏表のないハルとは違って、ちょこはいろんな意味で何処かミステリアスな印象があります。
一発でのしてしまう「ずびし!」
まず無駄に強いことです。
彼女の繰り出す「ずびし!」は武器、いえ凶器の域です。
その威力はピリオドであるはずのハルやリーザを一発でのしてしまう程です。
これは下手をすると、ハル達の中で一番強いのではと思わず勘ぐってしまうインパクトがあります。
OPでのちょこ
実はOPに関して、1話からずっと気になっていた点を三つ挙げていきます。
恐ろしい身体能力
OPには、ハル達が崖登りや綱渡りを行うシーンがあります。
それは三段階に分けられており、最初は苦戦していたハル達が次第に軽々とこなしていくという彼らの成長過程が一目でわかるように描かれています。
そんな中、ちょこは顔色一つ変えずにそれらをあっさりこなしています。
ちょこだけ攻撃されない
スパイラルが火や雷を噴き出してハル達を攻撃していますが、不思議なことにそれらがちょこには向けられていないのです。
出典:ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-/04月19日放送/TOKYO MX
先に述べたように、ちょこは恐るべき身体能力を有しています。
それをスパイラルが動物的本能のようなものを感じ取って回避しているのか、または別の要因があるのかもしれません。
というのもこれから後述する内容からも、ちょこはハル達に比べて異質な点が多く見受けられるからです。
眠らない体質?
サビに入る前とサビの間で、ハル達やワイズマンが眠っているシーンがあります。
ところがちょこ一人だけ、横にならずに何故かテントの中で正座しているのです。
これに関しては2話の冒頭でも、ハル達がおやすみの中、ちょこは一人でテーブルに座ってじっとしています。
やたらと眠りがちなルルナとは対照的に、ちょこは本来眠らない、もしくは眠りにくい体質なのかもしれません。
巨大スパイラルと…
そして極めつけは今回12話での、巨大スパイラルとちょこの間でとても気になる要素がそこかしこに散りばめられていました。
変化に反応
スパイラルが力を強化したような時と、背中から新しいスパイラルが飛び出す直前、ちょこはその変化をいち早く感じ取っていました。
台詞に注目
その後最終形態となった巨大スパイラルは、ちょこを一瞥した途端こんな言葉を口にしました。
「ツヨ、イ、チカラ!!」
素直に受け止めるならば、これは「強い力」だと読み取れます。
取り込まれてもなんのその
そしてちょこは巨大スパイラルに取り込まれてしまいましたが、当の本人は至ってけろっとしています。
出典:ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-/06月28日放送/TOKYO MX
よく思い浮かぶ展開としては、肉体や精神を支配されるというのがありますが、どうもそんな様子は微塵もありません。
いずれにせよ、ちょこは終始謎に包まれたとても不思議なキャラクターです。
そして彼女にはまだ、なにかしらの「大きな秘密」が隠されているように感じます。
それは恐らく、後述する内容にも深く関係しているのではと私は見ています。
二人の関係性
ハルとちょこ、それぞれに焦点を当てていきましたが、もっとも興味深いのは「二人の関係性」です。
恋人 or 家族のような親密さ
「幼馴染み」というハルとちょこですが、二人の間にはしばしばそれ以上の親密さを感じます。
その中から特に顕著に現れているのが以下の台詞や行動です。
ハル
ハルは自分の話をする際、ちょこを含めた話しをすることがよくあります。
第1話
カンパネルラ「ハル君は、お住まいを確かめなくてよかったんですか?」
ハル「ちょこさえ一緒なら、大丈夫です。他は、大したものはなかったですし」
第5話
ハル「これからも派手なことはせず、たまにちょこに贅沢させてあげられる。そんな暮らしを望んでます」
自分の家や私物、そして上記にも触れました「お金」よりも、ハルにとって最優先すべきはちょこであることがわかります。
ちょこ
5話では村長の「密着取材」という言葉に、すかさずちょこがハルに文字通り「密着」しています。
出典:ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-/05月10日放送/TOKYO MX
6話でもキカザルやリーザへの対抗心(?)からか、ちょこはここでもハルに「密着」しています。
ちょこ「うにゅ、嫉妬の炎メラメラ」
リーザ「んなわけないでしょ!」
ちょこ「じゃあ、ちょこがメラメラ~」
こうして見てみると、もはや恋人か家族の域です。
もっとも二人は支部で寝泊まりする以前から一緒に住んでいたようなので、親密に見えるのは当然といえば当然なのかもしれません。
ある人との「約束」
ハルはこれまで、繰り返し「ある人との約束」のためにピリオドになったと何度か語っています。
第9話
ハル「僕はある人と約束したんだ。強くなって、立派なピリオドになるって」
出典:ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-/06月7日放送/TOKYO MX
結論からいうと、この「ある人」とはちょこ自身、またはハルやちょこに所縁のある誰かを指していると見ています。
何故ならハルがこれらを語る際、そこには必ずちょこにもなにかしらのスポットが当てられているからです。
それは今回の12話でも同様です。
第12話(最終回)
ハル「ちょこ、待ってて! あの約束を果たすまで、僕らはずっと一緒にいなきゃならないんだ!」
「幼馴染み」ということからずっと一緒にいたこと、気の置けない親密な関係であること。
そこから見えてくるのは、お互いなくてはならない存在であることは、これまで「ラストピリオド」をくまなく観ていればそれは明らかです。
そんな二人に関係する、「ある人との約束」…
先に述べたちょこの謎についても踏まえると、それはこの「ラストピリオド」という物語の根幹に係わる重要なものなのではないでしょうか。
なにしろハルとちょこ、「14歳の少年少女が紡ぐ、終わりなき螺旋の物語」なのですから。
ラストピリオド(アニメ)12話 最終回の感想
まさにこれでもかと詰め込まれた、「目白押し」の最終回でした!
出典:ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-/06月28日放送/TOKYO MX
赤青モンク+☆1達は底力を見せました!
ルルナはワイズマンと一緒に旅立っていきました!
本編+EDでキャラクター達が勢揃いしました!
そしてなにより、ハル達やワイズマンが圧倒的強さのスパイラル立ち向かい、ちょこを救う姿は心が躍りました!
これで春アニメのラスピリが終わってしまうのは非常に寂しいですが、大団円の結末となったのは本当によかったです!
関係者のみなさま、お疲れさまでした! そして素敵な作品をありがとうございました!
それでは「ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-」、最後まで読んでいただきまして本当にありがとうございました!
担当に携われた者・さぷらとして、みなさまには心からの感謝を申し上げます!
また夏アニメの担当作品にてお会いしましょう!
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